洗車機とは、名前の通り洗車をしてくれる機械のことです。
よくガソリンスタンドやコイン洗車場に設置されているのを見かけますね!
洗車機にも様々な種類のものがあり、洗浄効果なども異なります。
現在、主流になっているものはスポンジブラシと言われるもので、黒くて細長いスポンジがたくさん付いているブラシを高速回転させて車の汚れを落としていきます。
そのほかにも色々種類がありますが、なんとなく利用している方も多いのではないでしょうか?

- 洗車機って実際どうなの?
- 洗車機は手軽だからよく使用している!
- 洗車機はよくないと聞くけど……
このように思われている方は多数いると思います。
もう既に、利用されている方もいると思いますが、洗車機のメリット・デメリットをよく知っておくと、今後もっと安心して使用できますよね!
洗車機は「使い方」と「車の状態」によっては良い!
最近よく「洗車機はよくない」なんてことを聞きますよね。
皆さんは、洗車するときに洗車機を使用しますか?
私は、基本的に洗車機は使用しないのですが、それにも理由はあります。
ただ、一概に洗車機が良くないといっているわけではなく、使い方と車のコンディションによっては問題なく、愛車を綺麗にすることもできます。
要するに、洗車機そのものがよくないのではなく、使い方を気をつければ良いのです。
まずは、よい使い方と洗車機を使用しても比較的影響の少ない車の状態をざっくりまとめてみました。
以上のことはどれも重要ですので、こちらさえ気を付けていれば、比較的問題なく洗車機を使用することができますよ!
洗車機のメリット・デメリット
洗車機にはデメリットだけでなく、もちろんメリットもたくさんあります。
なぜ「洗車機はよくない」と言われているの?
昔から、車好きの界隈ではよく「洗車機を使うと車によくない」と言われていました。
最近になってそれがより一般的になって昔よりも当たり前の常識になっているというふうに見えてきました。
ではなぜ、そこまで洗車機はよくないと言われるのでしょうか?
確かにいくつかの理由がありそれが結果的に悪い印象を持たれている理由になっていると思います。
上記の洗車機のデメリットでも挙げましたが、理由をまとめてみました。
ただ、全ての洗車機でこのようなことが発生するわけではありません。
最近の洗車機は、このような事象も考えられており、しっかりとした対策が取られています。
最近の洗車機はそこまで悪くない
最近の洗車機は、従来言われ続けてきたデメリットをしっかり考え、対策をとっているものが増えてきています。
その中でも最もメジャーなものがノンブラシ洗車機です。
ノンブラシ洗車機
ノンブラシ洗車機とは、洗車機の本体にブラシがなく、主に高圧洗浄のシャワーだけで車の汚れを落としていきます。
と思う方もいると思いますが、結構綺麗になりますよ!
特に、コーティング施工車や汚れすぎていない車などではより効果を実感できると思いますよ!
ただ、正直水とシャンプーだけで洗車をするので、頑固な汚れなどは落ちないです。その汚れが落ちきっていない状態の上から拭き上げをすると、ボディーに傷がついてしまいます。
また、ノンブラシ洗車機は一般的な洗車機に比べて料金が高めに設定されていることがほとんどです。
スポンジブラシタイプの洗車機
現在、最も主流なのがスポンジブラシタイプの洗車機と言われるもので、黒くて細長いスポンジがたくさん付いているブラシを高速回転させて車の汚れを落としていきます。
こちらは、多くのガソリンスタンドや洗車場などに設置されています。
ノンブラシ洗車機よりも汚れ落ちがよく、料金も安めに設定されていることがほとんどですので、より手軽に使えると思います。
ただ、こちらにもデメリットがあり、やはり車に傷をつけてしまいます。
汚れがひどい場合は予備洗車(洗車機に通す前に事前に軽く洗車)をすることで、汚れ落ちがよく、傷もつきにくい洗車機の使い方をすることができます。
利用は避けた方がいいナイロン・プラスチックブラシ
一昔前まで市場に出回っていたナイロンブラシとプラスチックブラシはできるだけ利用しない方が良いでしょう。
こちらはブラシが硬いナイロンとプラスチックでできているため、傷がつきやすくなってしまいます。
現在ほとんど見ることのなくなった為、使う機会もあまりないと思いますがもし、利用する機会があればリスクを承知の上でご使用ください。
洗車機の上手な使い方
しつこいようですが、洗車機は使い方によっては、問題なく利用することができます。
- 洗車後の拭き上げは絶対
- ワックス・コーティングコースの利用はほどほどに
- 車がひどく汚れている場合は、予備洗車
- コーティング施工車はノンブラシタイプを利用する
以上が洗車機を利用する上で気を付けるポイントですので、一つ一つ詳しくみていきましょう!

洗車後の拭き上げは絶対
洗車機での洗車は通常の手洗い洗車とは違って、一応ブロー(水気を飛ばす)工程まで入っています。
こちらのブローですが、強風を車に当てて乾かしていくのですが、やはり完全には乾きません。
使ったことがある方ならわかると思いますが、正直ほぼ乾きません。「細かな水滴は残っている」ぐらいに思っておいた方が良いかもです……
実際、洗車が終わった後は空いているスペースに移動して、残った水滴の拭き上げを行わないといけません。
中には、そのまま帰る人もいますが、それだけは絶対にダメです。水滴が、逆にボディを汚してしまうのと、塗装面にもダメージを与えてしまうので、完全に水滴のない状態にしてからいきましょう!
ワックス・コーティングコースの利用はほどほどに
洗車機では様々なコースが用意されており、コーティングコース(洗車機によって名前は異なるかも…)というものも展開されています。
以下にメリットとデメリットをまとめました。
簡単にコーティングができる
洗車機でのコーティングやワックスは非常に簡単にできます。 最初の選択メニューでコーティングコースを選択すればOKです。後は待っていれば洗車機が勝手に洗車からコーティングまで施工してくれるので気軽にできます。 料金もプラス500円〜1000円が相場ですので、そこまで費用がかかることもありません。
撥水効果・光沢が得られる
料金も安いことながら、効果もはっきりわかるレベルで実感できます。 ボディ全体にツヤが出るのと、撥水効果が得られます。 また、塗装面だけでなく車全体にコーティング剤を塗布するため、もちろんガラス面にも効果が出ます。雨の日に、水滴が玉のようにコロコロ転がり落ちていくのが分かると思いますよ!
塗装面に汚れが蓄積していく
洗車機などで利用できる簡易コーティングのコーティング剤には油や化学物質が多く含まれています。 そういった成分がボディ全体に蓄積されていき、結果的に光沢やツヤなどが低下していきます。 またそういった成分は、通常の洗車ではなかなか落とすことができないので、頻繁に簡易コーティングをするのは控えるべきです。
持続期間が短い
簡単に安くコーティングができる分、コーティングの持続期間も短いです。 一般的な洗車機等での簡易コーティングの場合、1週間〜2週間ほどで、効果がなくなります。 それを継続させたいと、定期的にやってしまうと結果的に費用が高くなります。また、前述した塗装面に汚れが蓄積していくにも繋がってしまうため、定期的な利用は控えるべきですね。
油膜がつく
よく「窓ガラスに油膜がつく」ということを聞きませんか? 油膜とは様々な要因でつくのです。例えば、アスファルトの油分や排気ガス、カーシャンプーの残り、物にもよりますがウォッシャー液などが油膜を付着させる原因になっています。それと同じく、コーティング剤も油膜の原因になってしまいます。 また、洗車機でのコーティング施工は、車全体にコーティング剤を塗布する為、窓ガラスにもコーティング剤がかかり、より油膜が付きやすくなってしまいます。 油膜が付くと、雨の日の夜にギラギラと光ってしまい、前が見づらい事象が発生してしまいます。そのほかにも水捌けが悪かったりと良いことはないです。
車がひどく汚れている場合は、予備洗車を
車がひどく汚れている場合は、洗車機だけでは汚れを落としきれません。
特にホイールやドアミラー、ナンバープレートの周辺やエアロパーツの隙間などは洗車機で直接洗うことが出来ません。
そこで必要になってくるのが予備洗車です。
予備洗車とは、事前に汚れを落とすためにざっと軽く手洗い洗車をしてあげることです。
こうすることによって、洗車機だけでは落としきれなかった頑固な汚れも、比較的綺麗に落ちるようになります。
コーティング施工車はノンブラシタイプを利用する
既に、ガラスコーティングなどのコーティングを施工している車には、ノンブラシ洗車機を利用してください。
そもそもコーティング施工車は基本的に水洗い洗車が推奨されています。水洗い洗車とは、シャンプーなどは使わずに水だけで洗車することを言います。
ですので、本当はコーティング施工車は洗車機を利用すべきではないと思いますが、もし利用する事になったらノンブラシタイプの洗車機にしましょう。
こちらですと、シャワーの水圧だけで汚れを落としていくので、コーティングへの被害も少ないです。
愛車の美しさを保つなら手洗い洗車

やはり、愛車の美しさをより長く保つには、手洗い洗車が一番です。
もちろん洗車機と比べると手間はかかりますが、長期的に見ればおトクです。
金銭的にも、一度道具を揃えてしまえば後は大きな出費はありません。道具も5000円あれば洗車に必要なものはほとんど揃うので、そこまでの痛手でもないと思います。
あとは、なんといっても洗車機を使用し続けた場合と手洗い洗車を続けた場合とでは、ボディの状態が全然違います。
洗車機を定期的に利用しているとボディの表面に洗車傷がたくさんついてしまい、ボディの光沢やツヤ、最悪の場合色味までも低下してしまいます。
一方で、手洗いで洗車をしていくと比較的、洗車傷はつきにくく、コーティングや塗装面にもそこまで負荷をかけません。
洗車は少なくとも月1回は実施するように心がけておくと、
さいごに
いかがでしたか?
普段なんとなく利用している洗車機ですが、意外と知らないことややっていないことがあったのではないでしょうか?
今回説明したことはどれも非常に重要ですので、次回からの洗車ではぜひ実践してみてください。
洗車機もより良い使い方をすれば、非常に便利な代物ですので、今回解説したことを踏まえて利用してみてください!
また理想的な洗車の頻度ですが、1週間に1回〜2週間に1回です。少なくても月1回は洗車をするように心がけてください!
綺麗にすると、その分長く乗れますし、何より愛車も喜んでくれますよ!
それでは良いカーライフを!!!
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